この記事でできること
バウンス率や迷惑メール報告が増えた原因を特定し、適切な対処ができます。Brevoのアカウント停止を防ぐための対策も理解できます。
なぜ必要か
配信を続けていると、ある日突然「開封率が下がった」「バウンスが増えた」「Brevoからアカウント利用制限の通知が届いた」といった事態が起きることがあります。
これらは放置すると:
- メールがGmailの迷惑メールフォルダに振り分けられるようになる
- Brevoのアカウントが一時停止・永久停止になる
- 送信ドメインのレピュテーションが下がり回復に時間がかかる
早期発見・早期対処が重要です。
バウンスの種類と対処法
ハードバウンス(Hard Bounce)
原因: メールアドレスが存在しない・ドメインが無効
Brevoの動作: ハードバウンスした連絡先は自動的にブロックリストに追加され、以降の配信から除外されます。
対処法:
- 「Contacts(連絡先)」→「Segments(セグメント)」で「Email subscription status(購読状態)」が「Hard bounced(ハードバウンス)」の連絡先を確認する
- ハードバウンス率が2%を超えた場合はリストのクリーニングが必要
ソフトバウンス(Soft Bounce)
原因: 受信ボックスがいっぱい・受信サーバーの一時的なエラー
Brevoの動作: 一定回数ソフトバウンスが続くと自動的にブロックされます。
対処法:
- 通常は一時的な問題なので様子を見る
- 同じアドレスが3回以上ソフトバウンスしている場合は手動で削除を検討する
迷惑メール報告(Spam Complaint)が増えた場合
迷惑メール報告率が0.1%(1,000通に1件)を超えると、Gmailはその送信者を問題ありと判断し始めます。0.3%を超えるとさらに厳しい措置が取られます。
原因の診断チェックリスト
- オプトインの確認 — 同意なしにメールを送っていないか(インポートしたリストの品質を確認)
- 購読解除のしやすさ — 解除リンクが見つけやすい場所にあるか
- 送信頻度 — 短期間に多くのメールを送っていないか
- コンテンツの関連性 — 購読者の期待に合ったコンテンツを送っているか
- 差出人名の認識 — 受信者が誰からのメールかわかるか
対処手順
- 迷惑メール報告した連絡先を確認する
- 「Campaigns(キャンペーン)」→ 対象キャンペーン →「Statistics(統計)」→「Complaints(苦情)」
- 報告した連絡先をブロックリストに追加する
- 原因を特定して改善する(上記チェックリストを確認)
- 次回配信前に上記の対処が完了していることを確認する
重要: 迷惑メール報告率が高い状態でBrevoのサポートに何も連絡せず配信を続けると、アカウントが停止されることがあります。報告率が高い場合はBrevoサポートに状況を説明した上で改善策を伝えましょう。
Brevoからアカウント制限の通知が届いた場合
Brevoは送信品質を監視しており、問題がある場合は送信制限やアカウント停止を行います。
通知を受けたときの対応手順
- 配信を一時停止する — 問題が解消されるまで新規キャンペーンの送信をやめる
- 原因を特定する — 以下の確認ポイントを順番にチェックする
- Brevoサポートに連絡する — 英語対応のみだが、状況と改善策を説明するメールを送る
- 改善策を実施してから再開する
確認ポイント
| 確認項目 | 確認場所 |
|---|---|
| ハードバウンス率(2%以下が目安) | キャンペーンの統計レポート |
| 迷惑メール報告率(0.1%以下が目安) | キャンペーンの統計レポート |
| ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC) | 「Settings(設定)」→「Senders & IP(送信者とIP)」 |
| リストのオプトイン状況 | インポート履歴・フォーム設定 |
予防策:送信前のセルフチェック
配信前にこのチェックリストを使うことで、トラブルを事前に防げます。
リストの品質
- オプトイン済みの連絡先のみが含まれているか
- 長期間(180日以上)開封・クリックがない連絡先を除外しているか
- ハードバウンスした連絡先が含まれていないか
メールの内容
- 件名がスパムらしい表現(「無料」「緊急」等の多用)になっていないか
- 差出人名が受信者に認識されるものになっているか
- 購読解除リンクが目立つ場所にあるか
- 画像とテキストのバランスが適切か(画像のみのメールは避ける)
認証設定
- SPF・DKIMが認証済みか
- DMARCが設定されているか
よくある疑問
Q. ハードバウンスした連絡先は削除してもいいですか? A. Brevoが自動的にブロックするため、削除しなくてもBrevoが配信から除外します。ただし、リストをクリーンに保つためにも削除することをおすすめします。
Q. 迷惑メール報告の多い特定の連絡先セグメントはありますか? A. 一般的に、インポートしたリスト(オプトインが不明確なもの)からの報告が多い傾向があります。また、長期間配信していなかった古いリストも報告されやすいです。
Q. Brevoのアカウントが停止された場合は復旧できますか? A. 初回の停止であれば、原因の改善と改善策の説明をBrevoサポートに送ることで復旧できるケースが多いです。ただし、繰り返し問題が起きる場合は永久停止になることもあります。
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