IPウォーミングとは
IPウォーミング(IP Warming)とは、新しいIPアドレスからメール送信を開始する際に、最初は少量から始めて数週間かけて送信量を段階的に増やしていく手順のことです。ISP(インターネットサービスプロバイダー)やメールプロバイダーは、実績のない新しいIPアドレスからの大量送信をスパムと見なす傾向があります。段階的に送信量を増加させることで、IPアドレスに対して良好な送信者評価を構築していきます。
ウォーミングのプロセス
一般的なIPウォーミングのスケジュールでは、1〜2日目は数百通程度から開始し、週単位で徐々に送信量を倍増させていきます。ウォーミング期間中は特にエンゲージメントの高い(過去に開封・クリックした)購読者にのみ送信することが重要です。スパム報告率が0.08%を超えたり、バウンス率が急増した場合は、送信量を一時的に減らして安定させてから再度増加させます。通常、本格的な大量配信が可能になるまでに4〜8週間かかります。
Brevoでの対応
Brevoの共有IPプランを使用する場合、IPウォーミングはBrevo側でインフラとして管理されているため、ユーザーが個別にIPウォーミングを意識する必要は基本的にありません。ただし、専用IP(Dedicated IP)を取得した場合は、自身でIPウォーミングを計画的に実施する必要があります。Brevo管理画面のキャンペーン機能では、送信スケジュールを設定して段階的な配信量調整が可能です。
注意点
注意: IPウォーミングをせずに新規IPから一度に数万通を送信すると、そのIPが各ISPのブラックリストに登録される可能性があります。一度ブラックリストに入ると、解除までに時間がかかります。
ヒント: ウォーミング中はオープン率が高く、スパム報告の少ないアクティブな購読者リストから送信を始めることが、スムーズなウォーミングのポイントです。