はじめに
Brevoのランディングページフォーム(Brevo Forms)は、メールリストを素早く構築できる機能です。しかし「フォームは設置したのに、ほとんど登録されない」という課題を抱える企業は多いです。
実際にBrevoNaviで複数のクライアント環境を運用してきた経験では、フォーム設定を見直すだけで登録完了率が20~40%改善した事例が数多くあります。本記事では、その実践的なノウハウをお伝えします。
フォーム作成の基本フロー
Brevo管理画面から次のように進みます:
Contacts(コンタクト) → Forms(フォーム) → Create a form(フォーム作成)
ここで「Embedded form(埋め込みフォーム)」か「Landing page form(ランディングページ用)」を選択します。今回はランディングページフォームを前提に説明します。
1. フィールド設計で離脱を防ぐ
多くの企業が陥る罠は「フィールド数が多すぎる」ことです。
推奨フィールド構成:
- メールアドレス(必須)
- 氏名(必須)
- 会社名(任意)
ヒント: 初回接触では最小限に。電話番号や業種などの詳細情報は、その後のステップメールで段階的に収集しましょう。
フィールド追加時に気をつけるポイント:
- 必須フィールドは3つまで:離脱が急増します
- “会社名”は任意に設定:B2B企業でも購買意欲の高い見込み客のみ記入
- “性別”や”住所”は最後:後段の自動化で後付けできます
2. フィールドの検証ルール設定
フォーム送信後のエラーを減らすため、各フィールドに検証ルールを設定します。
管理画面の各フィールド設定で:
Validation(検証) → Email format(メール形式確認) をON
設定例:
- メールアドレス:メール形式チェック(必須)
- 氏名:最小文字数2文字(スパム防止)
- 会社名:特に制限なし
注意: 日本語名の場合、最小文字数を「2文字」にするとひらがな1文字フォームは拒否されます。ユースケースに応じて調整してください。
3. ダブルオプトイン設定
メール送信者としての信頼を守るため、確認メールの自動送信を推奨します。
Contacts(コンタクト) → Forms(フォーム) → フォーム選択 → Confirmation email(確認メール)
ここで「Double opt-in(ダブルオプトイン)」をONにすると:
- ユーザーがフォーム送信
- Brevoが確認メール自動送信
- ユーザーがメール内のリンククリック
- 初めてContactsリストに追加
日本市場でBrevoを導入した複数の企業を見てきた経験から、このステップを省くと迷惑メール報告率が5~8%跳ね上がります。手間をかける価値は大いにあります。
4. 送信後のアクション設定
フォーム送信後のユーザー体験も重要です。
Forms(フォーム) → Thank you message(サンクスメッセージ)
ここで2つの選択肢があります:
- メッセージ表示:フォームの下に「登録ありがとうございます」と表示
- ページリダイレクト:別のランディングページへ自動遷移
ヒント: 特典PDFをダウンロードさせたい場合は、リダイレクト先URLにそのPDFへのリンクを含めましょう。
5. 自動応答メール(オートメーション)との連携
フォーム送信直後に自動返信メールを送ることで、ユーザー体験と開封率が向上します。
Automation(オートメーション) → Create automation(オートメーション作成)
トリガーを「Contact added to a form(フォームに追加されたとき)」に設定し、特定のフォームを選択します。
その後、すぐに送信するウェルカムメールを設定することで、24時間以内の開封率は60%を超えることが多いです。
よくある失敗パターン
| 失敗パターン | 対策 |
|---|---|
| フィールドが5個以上 | 3個以下に削減、後から補完 |
| ダブルオプトイン未設定 | 必ず有効化(法令対応も厳格化) |
| サンクスメッセージなし | 自動応答メール+Thank youページ設定 |
| フォーム配置が目立たない | ファーストビューに配置 |
まとめ
BrevoのランディングページフォームはCRM構築の第一歩です。フィールド数を抑え、検証ルールを整備し、自動応答を設定する——このシンプルな3ステップで、登録率は確実に改善します。
月1回は送信成功率とバウンス率を確認し、「どのフィールドで離脱が多いか」をデータで把握することが、さらなる最適化につながります。