はじめに
「すべての顧客に同じメールを送るのではなく、個人ごとにカスタマイズしたメールを大量に送りたい」—こんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
Brevoの動的コンテンツ(Dynamic Content)機能を使えば、1つのメールテンプレートから顧客の属性情報に基づいて異なるコンテンツを自動表示できます。手動でメールを編集する手間がなく、開封率やクリック率の向上につながる実践的な機能です。
この記事では、動的コンテンツの設定方法と活用例をご紹介します。
動的コンテンツとは?
動的コンテンツは、メール受信者の属性情報(カスタムフィールド)に基づいて、メール内の特定部分を自動的に変更する機能です。
活用イメージ
- 同じメールテンプレートでも、顧客の登録地域ごとに配送料金を変更
- 初回購入客と既存顧客で異なるセールスコピーを表示
- 顧客の購買履歴に基づいて関連商品を自動表示
設定に必要な準備
動的コンテンツを使う前に、以下を確認しましょう。
1. カスタムフィールドが設定されているか確認
Contacts(連絡先)→ Attributes(属性) で、顧客データを分類するカスタムフィールドを確認します。
ヒント: 例えば「地域」「顧客タイプ」「購買金額」などのフィールドがあると、動的コンテンツで活用しやすくなります。
2. 連絡先データが入力されている
Brevoに登録している連絡先に、カスタムフィールドの値が正しく入力されていることを確認します。
動的コンテンツの設定手順
ステップ1:メールキャンペーンを開く
Campaigns(キャンペーン)→ Email(メール)→ Create a campaign(キャンペーンを作成) でメールエディタを開きます。
テンプレートを選択するか、ゼロから作成を選択します。
ステップ2:動的コンテンツブロックを挿入
エディタ内で動的コンテンツを使いたい場所に、Dynamic Content(動的コンテンツ)ブロック を挿入します。
Brevoのエディタでは左側のツールメニューから「Content(コンテンツ)」→「Dynamic Content(動的コンテンツ)」を選択できます。
ステップ3:条件を設定
以下のように条件を指定します:
属性名:「地域」
条件:「~と等しい」
値:「東京」
表示テキスト:「東京への配送料金は500円です」
複数の条件を設定することも可能です。例えば:
- 「地域が東京」→「配送料金500円」
- 「地域が大阪」→「配送料金600円」
- その他の地域 → デフォルトテキスト
ステップ4:デフォルト値を設定
動的コンテンツの条件に当てはまらない顧客に対して、Default(デフォルト)テキスト を設定します。
上記の例であれば、「その他の地域への配送料金については、ご注文後にご案内いたします」といったテキストを設定しておきます。
ステップ5:プレビューして確認
メールのプレビュー機能で、異なるカスタムフィールド値を持つ連絡先でどのように表示されるか確認します。
Preview(プレビュー)ボタン から、特定の連絡先を選択してテストできます。
実践的な活用例
例1:顧客ライフサイクルに応じた異なるメッセージ
- 新規顧客:「初回購入10%割引クーポンコード」を表示
- 既存顧客:「ロイヤリティプログラムへのご招待」を表示
- 休止顧客:「お久しぶりです!特別な復帰キャンペーン」を表示
例2:業種ごとの異なるサービス説明
BtoBメールで複数業界の相手に送る場合、業種ごとに関連する事例やユースケースを自動表示します。
例3:季節と地域を組み合わせた配信
- 「冬+北海道」→「防寒用品セール」
- 「夏+九州」→「クーリング製品セール」
よくあるミスと対策
注意: カスタムフィールド名を誤入力すると、デフォルト値のみが表示されます。設定前に属性名を正確に確認しましょう。
重要: 動的コンテンツの条件が複雑になりすぎると、メンテナンスが困難になります。3〜4パターン程度に抑えることをお勧めします。
まとめ
Brevoの動的コンテンツ機能を活用すれば、顧客データに基づいた大規模なパーソナライゼーション配信を自動化できます。
- カスタムフィールドを整理する
- メールエディタで動的コンテンツブロックを挿入
- 属性値ごとの条件を設定
- 必ずプレビューで検証
これらのステップを踏むだけで、開封率向上につながるパーソナライズメールが実現できます。